04716-170326 2017年度ゼミの文章作成共有環境は WorkFlowy から Scrapbox へ
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既存の何とも異なるので「○○みたいなもの」と言いにくいのですが、あえていうなら「Google Docs × WorkFlowy × Wiki 」といった感じ。個人で、チームで、情報を記述する、文章を構造的に書く、過去の関連する情報を生かす、チームで協力する、考える、議論する、また書く、という知的循環をサポートする仕組みです。知的生産の加速装置です。 シンプルで柔軟性が高く、書きやすくて共同作業が快適で、情報相互がニューラルにつながって成長していくセマンティックな(意味付けする)空間。単純なので誰でもすぐに使えるようになるし、発展性に富むから使い方自由自在。どんなに発展しても、隣接情報がいつも横に現れる安心感。公開、非公開、どちらもOK。
日本製です。こういった有用なwebサービスはたいがいシリコンバレーの新興企業製な中にあって、京都を中心とする日本の会社「Nota Inc.」が開発しています。全面的に応援したい。 webアプリの利用を提案すると「日本製じゃないから」というケッタイな理由で難色を示すドメスティック人種がいまだに存在するので、そういう意味でも日本製はありがたい。製品自体も解説もサポートももちろんすべて日本語でOK。
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shio.iconは2000年4月に成蹊大学に着任して以来、ゼミの情報共有と共同作業にITを活用しています。特にここ10年は、クラウドサービスとSNS。2016年度に使ったものは下記。 サイボウズLive:毎回のゼミで学生が報告資料PDFを置いて共有したりコメントしたり、学生たちの論文の草稿やゲラを置いたり。 Google Docs:論文を共有して学生相互に「提案」「コメント」などしながら内容をブラッシュアップ
WorkFlowy:司法試験受験志望者は論文を全員ここに書き、学生同士及びshio.iconからオンラインでコメント。同じ問題をなんども書き直す。 Facebook:毎回のゼミ中に報告者の報告内容を聞きながら学生たちがコメントを書き込む掲示板。
iMessage:全員Mac/iPhone/iPadユーザなので、shioとの連絡・会話は基本的にすべて「メッセージ」で
LINE:学生同士(ゼミメンバー全員)の連絡・会話。shio.iconは基本的に見ていませんが、全員一斉にアナウンスする時のみ開いて書く。
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ゼミで最も重要なのは文章作成共有環境。アウトラインプロセッサであることと共同作業が可能であることが必須条件なので、Google DocsとWorkFlowyを使っています。 特に文章構成を含めて論文を「組み立てて」いく場合はWorkFlowy。司法試験受験志望者のゼミ(ドラゼミ)では100%、WorkFlowyを利用。文章を構成しながら書くアウトラインプロセッサとして非常に優れています。 複数の人で同時に書き込んだり、コメントしたりできるので、学生間の相互添削やshioからのコメント・添削もすべてWorkFlowyで実施。リアルタイムで全員の画面に反映されるから、ライティング(作文)教育に最適な環境です。 ただし最近、複数の人が同時に書き込んでいると、突然入力を受け付けなくなったり、書いた文字列が消えたりする現象に遭遇します。Chrome Appを使って、コメントする時にはオフラインにする方法で対処していますが、ちょっと困惑気味。それを差し引いても素晴らしい環境だし、1人で書き込むなら無問題なので、みんな文句も言わずに使っているけど、生産性が落ちるので解決策を模索。
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そんな2016年度中も、いつものように新たな共同作業環境を探していたshioは、Scrapboxに注目。個人的に試用していました。春休みも毎日続けているドラゼミのコアメンバーで使い始めてみるとすごくいい。みんなすぐに虜になりました。全体がいいだけでなく、書き込む時などにcontrol+iで個人のアイコンをワンタッチで貼れるのがいい。 そこで2017年度のゼミのインフラとなる共同作業環境をScrapboxに決定。shio.iconが2017年度に担当するゼミは10以上あります。成蹊大学、慶應義塾大学総合政策学部(SFC)、政策研究大学院、多摩美術大学、そして新規で2017年度のみ応嘱する他大学ロースクールなど、Scrapboxに16個のプロジェクトを作成。各々メンバーがまったく異なるので、個別のプロジェクトとする必要があります。 https://flic.kr/p/TVo2gP https://farm3.staticflickr.com/2895/34078266201_475b81f818_k.jpg
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Scrapboxを一人で使うならプロジェクトは1個にするのが大切。ひとつのチームにも原則プロジェクト1個。複数のプロジェクトに分けてしまうと、情報同士の関連性が見えなくなってしまいます。 2016年度に使っていた3つのサービス(Google Docs・WorkFlowy・Facebook)がScrapboxに集約されます。 〈写真は、スペイン料理の名店、吉祥寺「ドスガトス」のランチコースをK-1 + smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limitedで〉 https://flic.kr/p/TVo1WF https://farm4.staticflickr.com/3932/34078265091_c6540cf227_k.jpg
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